『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』要約
この本の著者は尾原 和啓という方で、googleや楽天など様々な有名企業をで働いた経験のある人です。
他にも、『ネットワークビジネスの原理』や『あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略』などを出版されています。
モチベーション革命では30代以下の「乾けない世代」が何をモチベーションにして行動することができるのか説明されています。
乾けない世代とは
生まれた時から周りに必要なものがあり、ないものがない環境で育ってきた人です。
だから、何かをほしいと乾くことが出来ません。
一方で「乾いている世代」というのは戦後、なにもない状態というコンプレックスを力に変えてきた世代です。
自分たちがしたことが社会の発展と繋がっていました。
何かを達成することで、今までできない事ができるようになったので、モチベーションになっていました。
全世代に使えるモチベーションの探し方
乾けない世代のモチベーション
乾けない世代のモチベーションは「人間関係」や「意味合い」に大きく影響を受けます。
「意味合い」は自分が没頭できることで、何時間でもできる好きなことです。
そのため、「乾けない世代」が活躍するには好きなことで戦う必要があります。
これから、好きな事を役立てる方針をいくつか紹介します。
課題解決ではなく課題発見
好きなことを価値に変換するために役立つ考えの1つがインサイト(新しい視点)です。
インサイトを吸収するには「好きなこと」をすることが有効です。
インサイト
すでにほとんどの課題が解決されている現在では、課題の解決に時間をかけるのではなく、課題の発見に時間をかけなければ価値を生み出せません。
ユーザの潜在的な欲求を探します。
好きなことであれば自然と詳しくなり、ユーザー目線の欲求にも気づくことができます。
そのため、好きなことは課題を発見して価値を生み出すのに役立ちます。
課題を発見したあとに解決するにはデータ分析が役立ちます。
まずは地味な仕事をする
いきなり好きな事をしても周りは受け入れてくれないかもしれません。
そのため、まずは地味で他の人がしたがらない仕事をして信頼をされる。
そうすることで好きなことをしても、「いざとなったら他の人がしたがらない仕事もしてくれる」と考えてくれようになり、得意なこと・好きなことに専念できます。
得意とできないを噛み合わせる
好きなことには、自然と時間をかけるので結果的に得意になってきます。
この自分にとっては得意なことで、他の人には難しいことをうまく見つけることができるとお金になります。
自分でできない事にはどれだけでもお金を払い、感謝もするからです。
得意なことは自分にとっては当たり前にできる事なので気づきづらいですが、得意なことを苦手としている人を見つけると価値が生まれます。
まとめ
「乾けない世代」のモチベーションがどこにあるのか、強みをどう活かすのかが説明されています。
- インサイトの発見
- 地味な仕事から始める
- 得意なものを苦手としている人を探す
ということをすること、好きなことを活かすことができます。
かなり読みやすい本なので、気になったら読んでみてください。
尾原 和啓の別の著書の
『あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略』が気になったら
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