天才の習慣とは?仕事を効率化するライフハックを10個紹介!
- 仕事の効率化に役立つ方法が知りたい
- 集中力を維持する方法を知りたい
- アイデアを出せるようになりたい
この本は歴史上の偉人や天才の行っていた習慣を例に、仕事などの様々な場面で役立つライフハックが紹介されています。
有名な偉人の略歴や豆知識についても書かれているので、単調ではなく楽しんで読めます。
これから、その中でも特に役立つと思ったライフハックを10個紹介します。
集中力を維持する
イーロン・マスクのスケジュールを応用したポモドーロテクニックを使うことで集中力を維持しながら仕事をできます。
どのようなテクニックかというと
- 25分仕事・勉強などをする
- 5分休憩
- 1〜2をひたすら繰り返す
方法です。
一回の仕事は25分間だけなので、意欲がわかないときでも始められる手軽さがあります。
2.発明をする
孫正義が考えた発明の3つの原則を使うことで、効率よく新しいものを考えることができます。
- 問題解決法
- 水平思考法
- 強制結合法
問題解決法はすでにある問題を解決する方法を考えるものです。
水平思考法は小さいものを大きくしたりします。
強制結合法は無理やり異なる複数のものを組み合わせて新しいものを生み出す方法です。
目についたランダムな2つのものを組み合わせて何かできないか考えます。
これを毎日5分だけ行う。
時間制限を課すことでノルアドレナリンが分泌されて集中力を高める効果もあります。
ノルアドレナリンの活用法は以下の記事
3.未来予想
未来のことについて知るには星川銀蔵の行っていた2年後を予想するという習慣が役に立ちます。
ゲーム感覚で2年後に何が起こるか予想しようとすることで、周りの情報を得ようとする動機が生まれます。
1年後では短すぎ10年語では専門知識が必要なため2年後が最適です。
4.歩くことでクリエイティブに
座っているよりも、歩いているときのほうがクリエイティブな能力が60%高まります。
ベートーヴェンはランチ後3〜4時間ウィーンの森を散歩していたようです。
ベートーヴェン以外にも天才と言われる人は散歩を習慣にしていた人が多いです。
毎日3〜4時間は難しいですが、休日を活用したり1駅手前から降りたりして歩く習慣をつけることができます。
5.出来るだけ簡単に:仕事効率化
仕事をできるだけ簡単にする方法を考える習慣が役立ちます。
例えば、マンガ『ドラゴンボール』は戦うとき毎回建物や地形が破壊されますが、これは背景を書く手間を省くためです。
他にも、精神と時の部屋も何もない空間ですが背景を書かなくて済むようになっています。
このように、楽な方法でも成果物の質が低いというわけではないため、少しでも楽できる方法を考えると仕事を効率的に進めることができます。
6.睡眠を役立てる
AlphaGoを開発したDeepMindの創業者デミス・ハサビスは寝る前に次の日のクリエイティビティが必要な仕事を少し始める。
ある研究によると、悩んでいる問題について考えている途中で寝ると、起床後にそれを解決することが容易になるということが分かっています。
そのため、寝る前に次の日の課題について考えることで、スムーズに仕事を始めることができます。
7.ルーティンを決めてストレス対策
イチローは打席に入る前に毎回同じルーティンをこなしている。
他にもシーズン中は同じ食べ物ばかり食べていたりもしています。
日常的にする事はいつするか、何をするか予め決めておくといちいち悩まなくて済むのでストレスを減らすことができます。
特定の緊張することの前にもルーティンを組み込めるとストレスなく挑むことができます。
8.自分を3人称で呼びストレス緩和
ユリウス・カエサルはガリア戦記で自分のことも名前で書いている。
「カエサルは今日〜をした」
このようにすると自分を客観視することができます。
「Scientific Reports」に掲載された論文によると、三人称視点でおこなう独白にはストレスを緩和し、自己肯定感をアップさせる効果があるという。
今あなたが行っていてストレスを感じる事を自分の名前を使って表現することでストレスを緩和することができます。
9.目をつぶるとストレス軽減
最もシンプルなストレス緩和法です。
画家のポール・ゴーギャンはたびたび目を閉じていました。
目を閉じているだけで、脳の中ではα波というものが出て、精神的に安定することができます。
簡単な瞑想効果もあり、ごく短いスキマ時間にも行なうことができるためオススメです。
10.学習効率を高める
脳は同じ種類の刺激が続くと反応が鈍くなる。
イーサリアムの開発者ヴィタリック・ブテリンは理系だが、習慣として様々な外国語を学んだり、他の文化系の知識を得ています。
たまに他の作業や勉強などの別の刺激を与えると新たな刺激を得るため脳が活性化する。
そのために、文系の人が理系、理系の人が文系の勉強をすると良いのです。
まとめ
集中力、アイデア、ストレス対策、学習効率アップに役立つライフハックを紹介しました。
これは仕事の効率を上げることにも役立ちますし、それ以外の場所でも使えることが多いです。
この中から、あなたが特に使いやすいと思ったものを1つ選んで使ってみてください。
天才のエピソード→ライフハックのポイント→どんな場面で使えるか
という構成で88個のライフハックが紹介されています。
使える場面や使う方法が提案されているのですぐに実践しやすい本です。
また、天才のエピソードも読んでいて面白いものが多いため飽きずに読んでしまう本でした。
合わせて習慣を身につけるのにかかる期間を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
円滑な人間関係を築くコツを解説!
- 人間関係を円滑にしたい
- 自分の人生に前向きな影響を与えたい
- 悲観主義から楽観主義に変わりたい
具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
答えは、相手にポジティブな影響を与える行動を取るように自身の行動を変化させることです。
以下では、行動に直結する方法を解説していきます。
この記事は
『ポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいく』
を参考にしています。
ポジティブな影響を与えるようにする
ポジティブな影響を与えるようになると、まわりの人のあなたを見る目がはるかに好意的になります。
さらに、相手が人間として成長し、より健康で、賢く、自立した存在になるのを支援すると自分も成長することができます。
人を励ますと、相手は新しいことを始めたり、前へ進むことができます。
身動きのとれない状態から一歩踏み出せます。
そうすると
- 相手は感謝する
- 新しい行動したい人が集まってくる
- あなたに会うのを喜んでくれる
そのため人間関係が円滑になります。
これから、どのように周りの人にポジティブな影響をあたえるか、方法を紹介していきます。
ポジティブな影響の与え方
ポジティブな影響を与える方法にはいくつかあります。
- 褒める
- 「ありがとう」と伝える
- 質問をする
まず褒めることが大切
ポジティブな影響を与えることができる最も簡単な方法は褒めることです。
相手の優れているところ、やってくれて嬉しかったことを褒めます。
ほめ言葉の影響を最大にするには、主語を一人称にします。
「私はあなたの〜が気に入りました。」
というとポジティブな影響を与えられます。
また、褒める部分は行動の結果ではなく行動そのもの、人との比較ではなく絶対的な評価をするとさらに効果が高まります。
詳しくは
「なるほど!」とわかる マンガはじめての他人の心理学 [マンガ心理学シリーズ]
にかかれています。
感謝する
なにか相手がしてくれたら些細なことでも「ありがとう」といいます。
それだけではなく、「ありがとう」と言える場面を積極的に探すと使える場面が多くなります。
質問で円滑な関係を築く
質問するといい理由は、他社に対して関心を持っていると示すことができるからです。
そのためできるだけ多くの場面で質問すると相手にポジティブな影響を与えられます。
意見や指示は質問にする
大抵の意見や指示は質問に言い換えることができます。
会話において、話すより聞くことが重要なので、質問するのが良いということを聞いたことがあるかもしれません。
質問は奥深く、より広い範囲に応用することが出来ます。
例えば、忙しい時に、誰かが話しかけてきた場面でも質問が使えます。
「後にして」
と指示を出すのではなく、
「今忙しいのでまた後で話せますか?」
と質問することで、より良い結果が生まれます。
他にも、質問の意図に否定のニュアンスを含めてしまうこともあります。
話し相手が新たなシステムを作成しているとき
「君にそんなことができるの?」
と質問してしまうと相手にいい印象を与えません。こんな時は、
「どんなシステムが出来そう?」
と肯定のニュアンスを含めて質問してください。
人と話しているときに注意すべき仕草
誤ってネガティブな影響を与えないように、自身の仕草に気をつける必要があります。
米国のピュー研究所が実施した調査では、調査対象者の82パーセントが、社交の場での携帯電話の使用が会話を損なっていると感じると回答しています。
そのため、相手と話すときはスマホはいったんポケットなどにしまって、しっかりと相手を認識するようにしたほうが良いです。
相手に関心を持っていると感じてもらうためです。
まとめ
人間関係を円滑にするにはポジティブな影響を与えるのが重要です。
そのために
- 褒める
- 「ありがとう」と伝える
- 質問して相手に関心を持つ
という行動を取ることが役立ちます。
人に良い影響を与える方法が多く書かれている本です。
著者の経験から、どんな行動が有効か紹介されていて、その中でも特に質問の使い方が印象的でした。
わからない所を質問するだけでなく、自分の意見や指示、相手への関心を伝える手段として使えるため、応用範囲が広いです。
脳のパフォーマンスを上げる方法を紹介!
脳のパフォーマンスを上げる方法を脳科学の視点から紹介します。
- モチベーションを上げたい
- 集中力を高めたい
- クリエイティブになりたい
この記事は
『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』
を参考にしています。
モチベーションを上げる
モチベーションが高い状態というのは、モチベーターであるドーパミンが分泌されている状態です。
そのため、モチベーションを上げるには、どのようなときにドーパミンが分泌されるか知ることが役立ちます。
ドーパミンを分泌する手順
- 短期間で達成できる明確な目標をたてる
- 目標を達成した自分をニヤけるぐらい想像
- いつでも目標を確認できるようにする
- 目標を細分化する
- 自分へのご褒美を用意する
- 達成したらすぐに新しい目標を立てる
つまり、その時々で常に目標を持っていて報酬を予想できるという状態でドーパミンが分泌されます。
簡単なのは、食べ物などを報酬とする方法です。
食欲は人間の最も強い欲求の1つなので、食べ物を報酬にすると効率よくドーパミンを分泌できます。
この方法は『BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは』
にも詳しく書かれています。
より効率よくドーパミンを出す
RPG が楽しいのは、こまめに新しい目標が与えられ、難しい目標の達成には工夫が必要で、さらに達成するたびに成長やアイテムなどの報酬が与えられるためです。
そのため、ドラゴンクエストなどのRPGを思い出して、目標やレベルアップやストーリー進行による報酬を思い出してみてください。
RPGをした経験があるのなら、
「RPGではこんな目標や報酬があったな」、「このぐらいの難易度や報酬の頻度だったな」と思い返して、日常に応用してみてください。
ゲーム感覚で仕事を楽しめるようになります。
アセチルコリン
「やる気が出ないから、とりあえず始める」というのが、脳科学的には正しいモチベーションアップの方法です。
集中力を高める
集中力を高めるにはノルアドレナリンを使うかエンドルフィンを使うか2つの方法があります。
ノルアドレナリンはストレスに関わっていて、恐怖や緊張を感じるときに分泌されます。
一方でエンドルフィンは快と不快に反応して分泌されます。
そのため状況によって使い分けます。
ノルアドレナリンを用いる
ノルアドレナリンは適度な緊張やストレスに反応して分泌します。
これをうまく扱うには「締め切り」をうまく活用するのが良いです。
「間に合わなかったら〜出来ない」
「怒られる」
などのストレスによりノルアドレナリンが分泌されます。
それにより注意力や集中力が高まり、質の良い仕事をする事が可能になります。
つまり、ノルアドレナリンを分泌するには「締め切り」を設定。
ノルアドレナリンに関する注意
ノルアドレナリンは長期的に使うものではなく、短期的な集中に使うものです。
ノルアドレナリンの分泌を休ませる時間が必要だからです。
なぜか?
ノルアドレナリンはストレスにより分泌されるものですが、分泌が過剰になり枯渇する可能性があるからです。
鬱の脳科学的な見方は、ノルアドレナリンやセロトニンの枯渇と言われています。
そのため、枯渇するほどの長期的なストレスは鬱などの問題を引き起こします。
ノルアドレナリンの分泌をオフにするから、必要量のノルアドレナリンが生成されるのです。
短期的な使用を心掛けてください。
ノルアドレナリンについて詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでください。
エンドルフィンを用いる
もう一つの集中力の強化法はエンドルフィンを用いることです。
適量分泌されていると
- 注意力・集中力
- 想像力
- 記憶力
- ストレス解消
が高まります。
エンドルフィンによる集中力とはいわゆるフロー状態の事です。
究極の集中力。
この状態の作り方を紹介します。
エンドルフィンの分泌
エンドルフィンの分泌の手順は
① 長期目標と短期目標を設定する
② 今日やるべきことを「ToDoリスト」に落とし込む
③ ToDoリストへの落とし込みは、可能な限り詳しく行う
④ ToDoリストの各項目に制限時間、または終了時間の目安を書き込む
⑤ 終了したらToDoリストを斜線で消して、進捗状況を把握する
⑥ チャレンジの精神を大切にする
⑦ 適度な難易度の課題を設定する
⑧ 仕事に必要なスキルを日頃から磨いておく
と目標を立ててから行動するという部分はドーパミンと同じです。
違いは、ドーパミンは報酬が大事だったのに対して、エンドルフィンは次にすることを悩まないことが大事なことです。
次に何をするか考えることが最も集中力を低下させています。
そのため、細かくToDoリストに落とし込んで何をするのか決めておくことが集中力を維持して、エンドルフィンを分泌するのに重要です。
目標を立てるのはモチベーションにもエンドルフィンにも良い。
クリエイティブになる
クリエイティブになる、ひらめくことができるようになるには
- アセチルコリン
- 寝る
ことが役立ちます。
アセチルコリンを活用する
アセチルコリンの分泌 → 海馬からシータ波 → 記憶力・発想力アップという関係がある。
そのため、アセチルコリンを分泌することを考えます。
アセチルコリンが分泌されやすいのは午後から夜にかけてです。
そのため、午後に創造的な作業を行うようにします。
そうすることで最大限アセチルコリンを利用できます。
創造的なひらめきが夜に起きやすい理由のもう一つは、論理の縛りが緩むからです。
午前は論理的な思考が優位であるため、「〜でなくてはならない」と思考の制約がかかりやすい傾向にあります。
午後はその制約が緩むのでひらめくことが多くなります。
寝る
寝て起きた直後のひらめきは大事にする。
寝ている間、特にレム睡眠のときはアセチルコリンが最も多くなっています。
また、論理的な思考もしないのでひらめきやすくなっています。
このときの状態を活用する方法は寝て起きた直後にひらめいたらすぐにメモをとることです。
ひらめいたその瞬間に、書き留めることが重要です。
メモのとり方はこちら
寝て起きてすぐにひらめきをメモする。
まとめ
まとめです。
モチベーションやひらめきについて、脳科学の側面から説明されている本は他にそれほどありません。
原理を詳しく知ることができるため、それぞれの行動を詳しく知ることができる出来ました。
細かい具体例なども知りたい方は読んでみてください。
メモの取り方・テクニックとメリットを解説!
- メモをとるメリットを知りたい
- 効果的なメモのとり方を知りたい
『メモの魔力 -The Magic of Memos-』はタイトル通り、メモが持つ魅力、メモの取り方、メモを取るとどんなメリットがあるのかといったことが書かれています。
この本の著書は前田祐二さんで、DeNAに入社し、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立した方です。
メモを取る上で最も大事なことは、とにかく書くこと。
メモを書くという姿勢が大事。
と言う主張は、デジタルノートを使っている私には安心できることでした。
難しく考えてメモを取らないより、まずは何でも書き始める方が重要です。
メモを取るメリット
メモを取るメリットとしてよく言われていることが忘れないようにする事です。
しかし、本当に重要なことは、簡単にコピーできることを書くのではなく、代替不可能でクリエイティブな思考をすることです。
そのためメモが役立ちます。
メモによってこんなスキルが身につきます。
- 知的生産性が高まる
- 傾聴力
- 構造化力が高まる
- 情報獲得の伝導率を高める
- 言語化能力を高める
汎用性が高く様々な場面で役立ちます。
傾聴力
相手が話しているときにメモを取っていると、「しっかり聴いてくれているな」と感じてもらうことができます。
もちろんメモするために話に集中するため、傾聴力が鍛えられます。
構造化能力
話や物事の大枠を捉えることができるようになります。
なぜかと言うと、メモするときに「今の話はどこに書くべきか」ということを考えるからです。
情報獲得の伝導率
これは次のアイデアの話にもなります。
メモを取る姿勢を持つことで、無意識に通り過ぎていく情報を掴み、言語化して、アイデアにする事ができるようになります。
アイデアに変える
メモを使って、日常の出来事をアイデアに変えるための方法を説明します。
なぜメモを取ることでアイデアを見つけることができるかというと、メモをとる段階でインプットした情報を抽象化して、それを他の場所に応用できるよう転用するからです。
そのため、メモをとる段階で
ファクト→抽象化→転用
の手順を取ります。
メモを取る手順
- ファクトを書く
- そのファクトを抽象化する
- 他にどんな場面で使えるか転用
- 書いた日付を書く
- どんなときに得た情報か書く
- そのサマリーを書く
- ファクトのキーワード、標語を書く
『メモの魔力 -The Magic of Memos-』幻冬舎 (2018/12/24) 前田裕二 より引用
ファクトだけ書くのが従来の記憶のためのメモです。
そこからさらに思考を深めていくために、抽象化と転用を行います。
抽象化・言語化の訓練
良いメモをとるためにはうまく抽象化ができなければいけません。
抽象化は物事の本質を知るためのものです。
成功事例の本質を抽象化で理解して他の場所に転用できるようになります。
また、言語化がうまいと、人を引き付け味方になってくれます。
ここでは抽象化、それに加えて言語化能力を高める方法を解説します。
抽象化の種類
抽象化には3つの種類があります。
What,How,Whyです。
この内、抽象化において特に重要なのはWhy,Howです。
whatは言語化するときに役立ちます。
抽象化ゲーム
抽象化することで本質を理解すると、その理解を他の具体に応用できます。
多くの具体例に応用できる汎用性の高い抽象化が良い抽象化です。
そんな抽象化をするためのトレーニングが抽象化ゲームです。
たまたま目についたものAと、その他の適当なものBを用いてA = Bであるといいます。
それから、この2つの共通点を探すと言うゲームです。
違うものの共通点を探すため必然的に抽象化を行うので抽象化する力が身につきます。
言語化を訓練
言語化能力を高めるには、自分の意識を抽象化するということが役立ちます。
楽しいと思ったらなぜ楽しいと思ったのか
勉強になると思ったらなぜ勉強になると思ったのか
楽しいという感情 = ファクトをWhyで抽象化していきます。
こうすることで、自分の中にある漠然とした感覚を言葉にする力を高めていくことができます。
Whyを使うと良い場面
whyを使い抽象化することで本質に近づく事ができます。
あらゆるものを抽象化するのは難しいので特に効果が大きい場面を紹介します。
- ヒットしたもの
- 自分の琴線に触れたもの
- 顧客の要望
- 問題や課題
自己分析への役立て方
ファクト→抽象化→転用を行うメモをアイデアを見つける為だけではなく、自己分析に役立てることもできます。
自己分析を行うと自分がしたい事がわかります。
そのため、目的が明確になりメモをとる原動力にもなるのです。
どのぐらい自己分析するか?
どのぐらい自己分析を行うと良いのか?
『メモの魔力 -The Magic of Memos-』には巻末特典として1000問自己分析用の問があります。
また、この著者の前田裕二さんは、就活時の自己分析をノート30冊分行っていました。
そのぐらい自己分析を行ったら自分はもうブレないと自信を持つことができます。
そこまで必要ない場合は100問を抽象化と転用を用いた上で回答すると、自分を深く知ることができます。
ファクト→抽象化→転用
自己分析でもファクト→抽象化→転用を用います。
- ファクトでは、問に関連する実際にしたことや感情
- 抽象化では行動や感情の理由
- 転用では、その理由をどうすればうまく役立てることができるのか
というように書いていきます。
注意として、転用では具体的に何をするのか書く必要があります。
取るべき行動がわからなければ何も変わらないからです。
自己分析に役立つ内省の仕方を解説した記事も読んでみてください。
まとめ
メモをとる目的やメリットを深く知ることができる良書でした。
メモの重要性について書かれている本はよくありますが、大体がデジタルか手書きのどちらが良いか、全体の1部として書かれているものでした。
『メモの魔力 -The Magic of Memos-』では、メモをとることでなんの役に立つのか、どうメモを取るのか詳しく書かれてます。
メモを取るモチベーションを得るためにも役立つと思います。
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』 要約 すぐに使える習慣まとめ
- 成功している人の習慣が知りたい
- どんな行動をする必要があるのか知りたい
- 習慣づける方法が知りたい
この記事は『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』
を参考にしています。
『ビジネスパーソン1万8000人を定点カメラ・ICレコーダー・GPSで調査、AI分析した働き方の結論』
というAI分析の結果書かれた本で、かなり本格的な調査です。
トップ5%とそれ以下の95%の人との対比もあり、何ができていて、何を改善すると良いのか分かりやすい本でした。
全体として目的に集中、行動が速い、フィードバックを活かすということが書かれていていました。
具体的な行動の方針になった部分をまとめていきます。
トップ5%に共通する原則
- 「目的」のことだけを考える
- 「弱み」を見せる
- 「挑戦」を「実践」だと捉える
- 「意識変革」はしない
- 常に「ギャップ」から考える
この中から2つ紹介します。
目的意識
目的のことだけを考えるというのは色々な場所で言われています。
どういう場面にこの考えが現れているか説明します。
一般社員は失敗したとしても「頑張ったから良い」と考えるのに対し、トップ5%は「どこかに失敗の原因があった」と考えて次に活かします。
このように目的=結果と捉えて、失敗から学び次は失敗しないようにしています。
挑戦する
トップ5%の人は新たなことに挑戦して多くのことを学ぼうとします。
学びにおいて一般社員と異なることは、1つの分野のスペシャリストになることを目指すのではなく、多様な能力を身に着けようとしている点です。
これは変化の激しい現在の社会で対応力を高めるためです。
行動が速い
次に、行動が速いと感じる部分を見ていきます。どういう点で行動が速いのかというと
- 予定を立てるとき
- 意見を求めるとき
- 学んだことのアウトプット
の3つが挙げられます。
予定を立てる
仕事が始まってからではなく、予定は前日にリスト化しています。
これは、一つ前の習慣に紐づけていて、プレマックの原理を用いています。
また、今週できなかった仕事や発見した改善点は、その週の終わりに来週することリストを作っています。
このように、予定を立てるタイミングも速いです。
意見を求める段階が速い
いま自分がしている作業の方向性があっているかこまめに確認します。
完成度が20%になった時点で相手との認識の違いが発生していないか確認しているのがトップ5%の人です。
なぜこんなことをするかというと、「差し戻し」を避けるためです。
せっかく時間をかけて作った資料などが、相手との認識の違いで作り直しになると大きな時間の無駄です。
そのため早い段階で相手に今やっている方向で問題ないか確認します。
100%間に合う、という状態さえ保っていれば、問題があればすぐに報告をするようになります。
学習のアウトプット
アウトプットするまでにかける時間や、頻度がトップ5%の人は高いです。
例えば、社員研修があったとき、翌日以降に行動を起こす確率は全体で4割以下です。
一方で、トップ5%の人は78%の確率で2週間以内に何らかの行動を起こします。
また、トップ5%の人はアウトプットすることへ躊躇いがありません。
一般社員の2倍以上の意見を出しています。
学んだことをアウトプットすることに対する意識が一般社員とは異なります。
経験から効率よく学ぶ方法を知りたい方向けの記事
フィードバックを大切にする
フィードバックはネガティブなことを言われることが多いため多くの人は避けがちですが、トップ5%の人はフィードバックを求めます。
- 成功のタネ
- 資料を提出したとき
- チェックポイントを作成
成功のタネ
一般社員はフィードバックをダメ出しと考えていて、避ける傾向があります。
逆に、トップ5%の人はフィードバックに対してポジティブな考えを持っていて「成功のタネ」と思っています。
そのため積極的にフィードバックを求めます。
資料を提出したとき
資料を提出したら、相手に感想や改善点をもらう。
この意見を元に次の資料をより良くするためです。
チェックポイントを作成
一つ一つのタスクに、どのぐらい時間がかかるか見積もっていて、どのタイミングで確認するかチェックポイントを予め作っています。
タスクが終わったときに見積もりと実際にかかった時間を比較して、その差が生まれた理由を考えます。
そして、徐々にそのギャップを埋めていくのです。
習慣づける方法
習慣づける方法にプレマックの原理が使われています。
どんな原理かと言うと習慣化された行動の前に、新たな行動をセットするとそれを実行しやすくなるというものです。
たとえば、読書嫌いでゲーム好きの人は、「読書が終わったらゲームをする」という条件を課すことによって、読書時間を増やす効果が得られます。
この方法を活用することで、新しい習慣を身に着けていきます。
新しい習慣を身につけるのに必要な期間を知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
まとめ
学習して、すぐにアウトプットするという行動の速さ、自身の成長のためにフィードバックを求めていく姿勢がトップ5%の人にはあります。
これらの習慣を自分のものにして私たちも成長していきましょう!
人生で役立つ習慣を『習慣を変えれば人生が変わる』から紹介!
- 人生を改善
- より幸せで、より裕福になりたい
- 実現するための正しい方法を知らない人
『習慣を変えれば人生が変わる』
この本では身につけたほうが良い習慣や、その習慣を受け入れる心構えが100個書かれています。
その中でも特に役立つと感じたものをピックアップして紹介します。
習慣を身につける心の準備3選
新しい習慣を受け入れる心構えが、この本ではいくつか紹介されていますがここでは、3つ紹介します。
- 今までと違うことをする
- 自制心と意志力
- ポジティブ思考
今までと違うことをする
1つめは、今までと同じことをしているかぎり、同じ結果しか得られないと言うことは確実だということ。
そのため、今までやってきた事と違う習慣を身に着けようとしましょう。
自制心と意志力
2つ目は自制心と意志力を身につけることです。
これは難しく感じるかもしれません。
簡単に身につける方法は、目標をを細分化して、達成したらどうなるのかイメージすることです。
近世の哲学者であるデカルトも『困難は分割せよ』と言っています。
また、脳科学的にも目標の細分化は良いと
『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』
でも紹介されています。
ポジティブ思考
3つ目はポジティブに考えることです。
と言っても私もそうですが、普段ネガティブに考える人がポジティブに考えることは簡単ではありません。
その理由は、人間の脳は基本的にネガティブな部分を見てしまう構造になっているそうです。
現代の日本ではそうでもありませんが、昔はネガティブな感情の元=生死に直結する出来事だったため、しっかりと認識して覚えておく必要がありました。
そのため、ネガティブな部分に意識が集中してしまうという性質が今でもあるのです。
ネガティブに感じることをはじめから避けることはできません。
それも踏まえて、私はなにかネガティブなことが起きたら最初にいい側面を探すようにしています。
「テストで50点を取ったら半分もわかった!!」と考えるイメージです。
これでだいぶ楽になります。
これらの方法で習慣を受け入れる準備をして下さい。
習慣を身につけるのに必要な期間を知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
時間を有効に使う習慣
時間を節約する習慣をいくつか紹介します。
- 余裕を持った約束にする
- 通勤・通学時間を有効に活用する
余裕を持った約束にする
これは相手の期待値をコントロールするという事です。
電車が到着予定時刻を過ぎるとイライラしますよね。
これは決まった時間に電車が到着することを期待しているからです。
この本では以下のように使う場面が紹介されていました。
上司が3日かかるプロジェクトを指示したら、私は「5日後には仕上げます」と約束した。
もし4日後に仕上げたら、上司は喜んでくれるし、5日後になっても期日どおりだから、週末に職場で過ごす必要はなくなった。
便利ですが、相手に見透かされるほどの使いすぎには注意しましょう。
通勤通学時間を活用する
通勤時間は統計では60〜90分なので、この時間を活用できたら、月に20〜30時間を確保できることになります。
予め通勤通学時間に何をするのか決めておきましょう。
自尊心を高める習慣
1. 完璧主義ではなく最善主義を目指す
2. 褒めてもらったら受け入れる
最善主義を目指す
完璧主義ではなく、最善主義を目指しましょう。
これはハーバード大学のタル・ベン・シャハー博士が提唱しています。
常に完璧であるということは不可能なので、完璧主義は常に失敗しているという思いが付きまとってしまいます。
結果として自尊心を損ないます。
また、行動しない限り失敗しないので、新しいことに挑戦することが難しくなっています。
行動して、良くない部分はあとから改善していくと考えるようにするとうまくいきます。
そのため完璧主義ではなく、最善主義を目指しましょう。
褒められたら受け入れる
褒めてもらったら素直に受け入れ
「ありがとう。そうなふうに感じてくれて嬉しいです」と相手と喜びを分かち合う。
否定すると、相手の気持ちも損なうので気持ちよく受け入れましょう。
心身にとって良い習慣
1. 瞑想をする
2. アフォメーションを毎日200回1週間行う
瞑想をする
研究によると、 瞑想が血圧を下げ、 痛みを和らげることが指摘されています。
別記事にも書いた瞑想の手順をここでも紹介します。
- リラックスできる場所に座る
- 目をつぶる
- 鼻で息を3秒吸って、3秒止めて、3秒で吐く
- 腹式呼吸を意識する
- なにか他のことを考えてしまったら、何を考えたか認識してその後手放す
毎日200回1週間
アフォメーションとはポジティブな自己宣言のことです。
自己宣言を繰り返すことで、潜在意識にそれが真実であると思い込ませます。
アフォメーションをするときのコツは、 現在形の肯定文で表現することです。
例:私は○をしている
:私は△できる
人間の脳は、 現実と想像を区別することができないので、現実がそうであるようにアフォメーションします。
アフアメーションを実行するときは自分に関することを具体的に、 しかも感情をこめて一日200回を1週間続けましょう。
瞑想、アフォメーションはこちらの記事にも書かれています。
まとめ
時間、自尊心、心身に良い影響を与える習慣を紹介してきました。
日本人には完璧主義の人が多いと言います。
そのため完璧主義を最善主義に変えるというのは、他の人との差別化にもなり大きな力を与えてくれると思います。
ここで紹介したこと以外にも、この本には100個のコツが書かれているため、読んでみると自分にとって最適の習慣が見つかるかもしれません。
『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』要約
この本の著者は尾原 和啓という方で、googleや楽天など様々な有名企業をで働いた経験のある人です。
他にも、『ネットワークビジネスの原理』や『あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略』などを出版されています。
モチベーション革命では30代以下の「乾けない世代」が何をモチベーションにして行動することができるのか説明されています。
乾けない世代とは
生まれた時から周りに必要なものがあり、ないものがない環境で育ってきた人です。
だから、何かをほしいと乾くことが出来ません。
一方で「乾いている世代」というのは戦後、なにもない状態というコンプレックスを力に変えてきた世代です。
自分たちがしたことが社会の発展と繋がっていました。
何かを達成することで、今までできない事ができるようになったので、モチベーションになっていました。
全世代に使えるモチベーションの探し方
乾けない世代のモチベーション
乾けない世代のモチベーションは「人間関係」や「意味合い」に大きく影響を受けます。
「意味合い」は自分が没頭できることで、何時間でもできる好きなことです。
そのため、「乾けない世代」が活躍するには好きなことで戦う必要があります。
これから、好きな事を役立てる方針をいくつか紹介します。
課題解決ではなく課題発見
好きなことを価値に変換するために役立つ考えの1つがインサイト(新しい視点)です。
インサイトを吸収するには「好きなこと」をすることが有効です。
インサイト
すでにほとんどの課題が解決されている現在では、課題の解決に時間をかけるのではなく、課題の発見に時間をかけなければ価値を生み出せません。
ユーザの潜在的な欲求を探します。
好きなことであれば自然と詳しくなり、ユーザー目線の欲求にも気づくことができます。
そのため、好きなことは課題を発見して価値を生み出すのに役立ちます。
課題を発見したあとに解決するにはデータ分析が役立ちます。
まずは地味な仕事をする
いきなり好きな事をしても周りは受け入れてくれないかもしれません。
そのため、まずは地味で他の人がしたがらない仕事をして信頼をされる。
そうすることで好きなことをしても、「いざとなったら他の人がしたがらない仕事もしてくれる」と考えてくれようになり、得意なこと・好きなことに専念できます。
得意とできないを噛み合わせる
好きなことには、自然と時間をかけるので結果的に得意になってきます。
この自分にとっては得意なことで、他の人には難しいことをうまく見つけることができるとお金になります。
自分でできない事にはどれだけでもお金を払い、感謝もするからです。
得意なことは自分にとっては当たり前にできる事なので気づきづらいですが、得意なことを苦手としている人を見つけると価値が生まれます。
まとめ
「乾けない世代」のモチベーションがどこにあるのか、強みをどう活かすのかが説明されています。
- インサイトの発見
- 地味な仕事から始める
- 得意なものを苦手としている人を探す
ということをすること、好きなことを活かすことができます。
かなり読みやすい本なので、気になったら読んでみてください。
尾原 和啓の別の著書の
『あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略』が気になったら
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